トップ > 採択者事例

USE CASE

採択者事例

Cross Roots Japan「文化の違いを価値に変える、多文化共生プロジェクト」【仁井 ひなさん】

▼事業概要:
外国人材の受け入れが全国最下位クラスの秋田県。中でも若年層の労働人口割合が特に低い能代市を舞台に、外国人材と地域住民の交流を通じた多文化共生のモデル構築を目指すプロジェクト「Cross Roots Japan」を展開します。
本プロジェクトでは、文化や言語の違いを壁ではなく、出会いや発見のきっかけとして捉え、地域に新しい価値と希望を生み出すことを目指します。
ビジョンは、「文化の違いが希望を生み続ける社会をつくる」こと。違いを楽しみ、活かし合える人を育み、能代から秋田全体、そして全国に広がる“多文化共生の循環”を生み出していきます。

▼採択者:仁井 ひなさん

▼背景:
能代市は20〜30代の労働人口比率が近隣市と比べても低く、将来的な人手不足が懸念されています。一方で、有効求人倍率は高く、地域内での人材確保が難しい状況にあります。
こうした中、インドネシアをはじめとした外国人材の受け入れが進んでいますが、文化や言語の壁が障壁となって地域との関係構築が難航するケースも見られ、住民と外国人材、企業をつなぐ仕組みの整備が急務となっています。
そこで、インドネシアでの日本語教育支援や全国の自治体での地域×若者プロジェクトの経験をもとに、「交流から信頼が生まれる」仕組みを秋田に根付かせるべく本事業をスタートさせました。

▼事業の特徴:

  • 地域住民と外国人が交わる交流イベント「World Café」の開催
  • 日本人と外国人が共に地域課題を解決する「共創ラボ」の運営
  • 小中高生・自治体・企業向け異文化理解教育プログラム「ワールド・キャンバス」の提供
  • アーティストと住民による表現活動「アート・ブレンド」による文化創造
  • 課題解決型の収益モデルを設計し、持続可能な多文化共生事業として展開

▼仁井さんのコメント:
私の夢は“世界平和”です。国や文化の違いを越えて、誰もが地域の一員として認め合える社会を秋田から実現したい。Cross Roots Japanでは、文化の違いを楽しみ、活かし合える人を育て、多文化が当たり前に共存する社会を目指します。地域と世界がつながる場所を、ここ能代から広げていきたいです。

▼秋田県 若チャレ(若者チャレンジ応援事業)とは:
秋田県を中心とした若い世代の起業や事業創造・事業開発といった夢の実現に向けた取組に、最大400万円の補助金助成や、起業家育成プログラムを提供して支援します。

応募フォーム