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USE CASE
採択者事例
利活用されていない熊の皮を革に。
狩猟分野の活性化と関係人口の増加【山田 健太郎さん】
事業概要:
解体後に不要とされる熊の皮を譲り受けて加工し、熊革製品として商品化・流通させることによって、人々の野生動物への関心を高め、狩猟分野の活性化や、減少傾向にある狩猟人口の増加を図ります。 また、秋田県の熊革製品を購入した方々と、製品のメンテナンス等を通じた長期的つながりを構築することにより、関係人口の増加にも貢献します。
採択者:
山田 健太郎さん(令和5年度採択)
背景:
県内外で野生動物による農業被害額や人身被害件数の増加が大きな課題となっており、それらを駆除する狩猟者の方々の社会的な役割や重要性が高まっています。しかし、狩猟者人口は減少を続けており、野生動物の被害から住民の安全を守ることができなくなることは時間の問題であると感じます。
インターネット検索の結果などからも分かりますが、「熊の革」は世の中にほとんど流通していません。「熊の革」を活用する事業は、事業として新規性があり、事業の拡大により狩猟者人口の増加に貢献することができるのではと考えました。
事業の特徴:
これまで廃棄されていた熊の皮などを活用し、命を無駄にしないというマタギ文化の精神を受け継いだアップサイクル事業です。熊の皮をはじめ、骨や爪、胆嚢といった副産物にも目を向け、革製品として新たな価値を生み出しています。
また、マタギ文化と現代の職人技術を融合させることで、他にはない独自のプロダクトを開発しています。「イタズ(=マタギ語でクマ)」というブランド名のもと、革なめしや商品開発に力を入れ、品質とデザインにこだわった製品を展開しています。
さらに、秋田や宮城を中心に展示・販売会を開催し、多くの来場者を集めるとともに、着実に販路を拡大しています。新聞・テレビなど多くのメディアにも取り上げられており、今後は秋田県内で常設店舗の開設を目指しています。
目指すビジョン:
当事業の目的は、熊の革を流通させることで、狩猟者人口の増加と、関係人口の増加に繋げることです。本事業は人々の野生動物管理への関心を高める事業であり、狩猟分野の活性化ひいては狩猟者人口の増大に寄与すると考えています。特に、関係人口の増加については、熊の革が現在ほぼ世の中に出回っておらず、さらに本事業で使用する熊の革は全て秋田県で獲れたものなので、購入していただいた方は必然的に秋田県という場所との繋がりができます。また革は長期的なメンテナンスが必要なことから顧客と息の長い関係性を作ることができます。こういった点から、秋田県の関係人口増加に寄与できると考えています。
秋田県 若チャレ(若者チャレンジ応援事業)とは:
秋田県を中心とした若い世代の起業や事業創造・事業開発といった夢の実現に向けた取組に、最大400万円の補助金助成や、起業家育成プログラムを提供して支援します。














