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採択者事例

Cross Roots Japan「文化の違いを価値に変える、多文化共生プロジェクト【仁井 ひなさん】

採択者:仁井 ひな さん
事業名:Cross Roots Japan「文化の違いを価値に変える、多文化共生プロジェクト
活動地域:能代市

若チャレでの取り組み:

仁井さんは、能代市に暮らす外国人材が地域とのつながりを持てず、「働くだけの街」になってしまっている現状に課題意識を持ち、多文化共生の実現に向けた取り組みを進めてきました。
若チャレの支援期間中は、「物理的な足(移動手段)」と「心の居場所(相談・関係性)」という2つの障壁に着目し、地域の中で継続的に人と人がつながる仕組みづくりに挑戦。交流イベントやコミュニティ形成を通じて、外国人材と地域住民が自然に関わり合う機会を創出してきました。その結果、延べ500名以上が交流の場に参加し、日常的に助け合う関係性が生まれるなど、「外国人」という記号ではなく、顔の見える「隣人」としての関係構築が進んでいます。
さらに、教育機関や地域団体との連携にも取り組み、中学校での授業や高校生向けワークショップを実施。多文化共生を“自分ごと”として捉える機会を地域全体に広げてきました。こうした活動を通じて、個別の取り組みから地域全体への広がりが生まれつつあります。

活動の様子

活動の様子

事業終了後の目論見:

今後は、外国人材が安心して暮らせる拠点づくりや、地域企業との連携による受け入れ体制の強化を進め、より持続可能な仕組みへと発展させていく予定です。また、これまでに築いてきた信頼関係や実績をもとに、多文化共生の取り組みを能代から県内各地へと展開していく構想です。
将来的には、「助ける/助けられる」という関係を超え、多様な人が自然に混ざり合いながら暮らす「居心地のよい街」を実現することで、地域の魅力を高めていくことを目指します。

事務局コメント:

仁井さんは、地域における見えにくい課題に真正面から向き合い、「多文化共生」を単なる理念ではなく、具体的な仕組みとして実装してきました。イベントやコミュニティづくりにとどまらず、教育機関や地域団体との連携を通じて、着実に取り組みの広がりを生み出している点が印象的です。一方で、自身に続くプレイヤーを地域に生み出すため、仕組みとしての持続性や展開性といった次のステップにも挑戦しようとしています。
今後は、能代で生まれたモデルが他地域にも波及していくことで、多文化共生が地域の新たな価値として根付いていくことが期待されます。
仁井さんの挑戦が、秋田における新しい共生社会の形として広がっていくことを、引き続き応援していきます。

秋田県 若チャレ(若者チャレンジ応援事業)とは:
秋田県を中心とした若い世代の起業や事業創造・事業開発といった夢の実現に向けた取組に、最大400万円の補助金助成や、起業家育成プログラムを提供して支援します。

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