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採択者事例
<OBインタビュー>採択者のその後:後編【若狭 利伸さん】
引き続き、令和元年度と令和4年度の2回、若チャレに採択されました。若狭 利伸さんにお話を伺います。
前編では令和元年度採択事業の進捗について伺いました。
続いて、令和4年度に採択された事業はいかがでしょうか。
令和4年度に採択となった「きょうだい・ヤングケアラーのためのサードプレイス創出事業」の取り組みも継続しています。現在は有志による「秋田きょうだいネットワーク」として活動し、小中学生を対象としたイベントを公共施設等で定期開催しています。障害のある子どもとそのきょうだいが、それぞれ安心して過ごせる時間を確保するため、同時間帯に部屋やプログラムを分けて実施し、大学生ボランティアや福祉を学ぶ学生、看護師の協力を得ながら安全な運営体制を整えています。
きょうだい・ヤングケアラー支援はまだ社会的認知が高いとは言えませんが、現場では確実にニーズがあります。ご縁があってケアマネジャー向けの研修で講師を務める機会にも恵まれ、登壇などを通じて、支援者側への普及も進めています。来年度には一般社団法人化を予定しており、より安定した組織体制のもとで活動を広げていく準備を進めています。
また、昨秋にeスポーツで立ち上げた会社のオフィスが移転して、秋田市内で新しく一軒家を借りています。今はまだ片づけが済んでいませんが、いずれは念願だったきょうだいのサードスペース・拠点としても運用していきたいと考えています。
eスポーツによるリハビリテーション支援と、きょうだい・ヤングケアラーのサードプレイス創出は別テーマではあるのですが、「福祉」という共通軸で根底ではつながっています。最近は、それぞれの活動で出会った人や団体をつなぎ、イベント同士をコラボレーションさせるなど、点と点を線にする動きが増えてきました。自分一人で完結するのではなく、周囲と連携しながら地域の中に仕組みをつくる段階に入ってきたと感じています。
時間を経て振り返ると、若チャレはどうでしたか?あなたにとって若チャレはどういった存在ですか?
今の活動の原点は、間違いなく若チャレです。もともと私自身がゲーム好きで、eスポーツを福祉分野で活用したいという思いはありましたが、実際に一歩を踏み出すきっかけになったのが若チャレでした。採択を受けたことで、自分のやりたいことに公的なお墨付きをいただけた感覚があり、周囲に説明しやすくなりました。
また、特に事業を伸ばすきっかけになった支援はメンタリングだったと思います。福祉的要素が強いので、ビジネスとして成立させるにはどうすればよいのか、骨組みをどう作るのかを徹底的に考えさせられました。さまざまなタイプのメンターから助言をいただいたことで、自分の事業を多角的に見つめ直すことができました。今振り返っても、当時のメモは大切な財産です。
2回目の採択では、1回目の経験が大いに活きました。事業同士をどう連動させるか、どう持続可能な形にしていくかという視点を持つことができたのは、若チャレでの学びがあったからです。若チャレは単なる補助金制度ではなく、「やりたいこと」を本気で考え、形にしていくための伴走の場だったと感じています。
これから若チャレに挑戦する方へメッセージをお願いします
自分の「やりたい」という気持ちの軸は、ぜひぶらさないでほしいと思います。ただし、その実現方法は柔軟であっていい。いきなり大きなことを成し遂げようとしなくても大丈夫です。まずは相手が1人、2人でもいいので、小さく始めてみること。その積み重ねがやがて実績となり、自信になります。
私自身も最初からうまくいったわけではありません。悩みながら、試行錯誤しながら進んできました。若チャレは、その挑戦を後押ししてくれる場です。完璧でなくても構いません。自分の思いを信じて、まずは一歩踏み出してみてください。その一歩が、未来をつくるきっかけになるはずです。
前編はこちら:
<OBインタビュー>採択者のその後:前編【若狭 利伸さん】
▼秋田県 若チャレ(若者チャレンジ応援事業)とは:
秋田県を中心とした若い世代の起業や事業創造・事業開発といった夢の実現に向けた取組に、最大400万円の補助金助成や、起業家育成プログラムを提供して支援します。














