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採択者事例
<OBインタビュー>採択者のその後:前編【八嶋 誠さん】
八嶋 誠さんは令和元年度に採択されました。
現在は「ネネネ株式会社」を創業し、田沢湖エリアを中心に多角的な事業を展開されています。
最近の活動トピックを教えてください
現在は「ネネネ株式会社」を創業し、アウトドアサウナ事業、カフェ事業、メディア事業、SNSマーケティング支援事業という4つの事業を多角的に展開しています。一見すると手広くやっているように見えるかもしれませんが、私たちの根底にあるミッションは一貫して『「“地域”(Neighborhood)の資源」に、「新しいカルチャーを“中和”(Neutralization)」して、「“新基準”(Newstandard)」を創る。』ことです。ここ田沢湖エリアは、田沢湖や乳頭温泉郷などがあり、観光地としてすでに高い完成度を誇っています。しかし、完成されているからこそ新陳代謝が起こりにくい一面もあり、徐々に活気が失われていくことへの危機感がありました。そこで私は、0から1を作るのではなく、今ある地域資産をリスペクトしながら、そこに新しいカルチャーを「中和」させていくアプローチをとっています。
まず、若チャレをきっかけにスタートした「タザワコサウナ(アウトドアサウナ事業)」では、田沢湖の県立公園内という絶好のロケーションを活用したテントサウナ体験を提供しています。サウナは単なるブームではなく、自然と一体になる文化です。日によって異なる風や水温、季節ごとの景色など、その時々の自然環境をダイレクトに感じられるのが最大の魅力です。本場フィンランドや全国100箇所以上の施設を巡って得た知見を活かし、この土地ならではのサウナ体験を追求しています。
次に、カフェ事業の「zawazawa」です。ここはかつて地元で愛された写真館だった建物を活用しています。観光客の減少や高齢化で湖畔でもシャッターが閉まる場所が増える中、私は「低コストでの再生」をテーマに掲げ、低予算でセルフリノベーションを行いました。既存の建物が持つ歴史や雰囲気を壊すのではなく、そこに現代的なカフェという新しいレイヤー(層)を重ねるイメージです。夏場は観光客で賑わい、冬場は地元の方の憩いの場となるような、地域に根差した空間づくりを目指しています。こうした「小さくても始められる」事例を示すことで、後に続く若いチャレンジャーのハードルを下げたいという思いもあります。
3つ目は、グルメメディア「Mecci(メッシ)」の運営です。これはコロナ禍で苦境に立たされた飲食店を支援するために立ち上げました。来店が難しい時期でも、SNSを通じてお店と顧客の関係性を維持し、ファンを増やしていくことが目的でした。現在はその役割を広げ、食だけでなく観光スポットや宿など、秋田県全体の魅力を発信するオールジャンルの地域PRメディアへとリブランディングを進めています。
そして4つ目が、地域の企業を対象とした「SNSマーケティング事業」です。東京の広告代理店勤務時代に培ったノウハウを活かし、Instagramの運用代行や広告運用、イベント企画、写真撮影などを通じて、地元企業の売上向上や集客をサポートしています。良い商品やサービスを持っていても、発信力が弱いために埋もれてしまっている地域の価値を、デジタルの力で最大化することを目指しています。
後編はこちら:
<OBインタビュー>採択者のその後:後編【八嶋 誠さん】
▼秋田県 若チャレ(若者チャレンジ応援事業)とは:
秋田県を中心とした若い世代の起業や事業創造・事業開発といった夢の実現に向けた取組に、最大400万円の補助金助成や、起業家育成プログラムを提供して支援します。














